5月19日 土曜日

随分遅れてしまったけど、土曜の日記。

 

今日も6時に目が覚めた。
結局布団からでるのは9時に変わりないが。

今日は美観地区にある阿智神社の春季例大祭があるので、歩いて向かう。

家を出て直ぐに青鷺に会う。
綺麗に慣らされてはいるが何も使われていない農地にいた。
以前、カワセミにも会った場所だ。

 

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阿智神社に着くと、本殿から雅楽が聴こえるが人影は少ない。

どうやら踊りや太鼓の神賑わいとやらは夕方かららしい。

流石に日が傾くまで居座るわけにもいかないので、ご挨拶だけして一旦帰ることに。

 

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今日の水上生活空間。

屋根と壁までついているのは結構レアかも。

物置だったりするのかな。

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よく見ると水路の右側面に水道なのか塩ビ管のようなものが物がある。

嘗ては水路の水が生活用水として使われていたのかもしれないが、こう見ると既にその役目を終え雨水を山から海へ運ぶ遺跡にも見えてくる。

灌漑だったり水路・水道の工事は今も昔もあるけど、水の流れに逆らうようには作れないので人間の工夫が色々垣間見えて面白い。

 

帰り道で買ったパンを家で食べる。

ともこさんに部屋が散らかっててイライラすると言われ、ふたりでイライラしながら部屋の片付けを敢行。

嬉しいことは2倍、悲しいことは半分らしいが、イライラは等倍の様だ。

 

片付け終わってミスドに。完全に化物語を観てミスドが食べたくなった。忍のヤツのせいだ。

昔はなら3つも4つも食べてた気がするが、今となっては2つくらいがが財布にも胃袋にもちょうど良い。

店員さんが研修中だったらしくやることはわかっているが敬語がまだちょっとぎこちない。

多分ペッパーくんのほうがちょっと滑らか。

店内でドーナツを平らげて帰宅。

 

少し肌寒くなってきた頃に再び歩いて阿智神社まで。

着いたのは雅楽演奏が終わったころだった。

 

待っていると祭り囃子が始まった。

お囃子にあわせて獅子舞が舞う。

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終わった後に初めて獅子舞に頭を噛んでもらった。

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お次は素隠居踊り。

素隠居って何だと思ってたら、お爺さんの面を被った女性たちが舞台に出てきた。

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出自としては素の隠居、要するに「じじばば」の面を被った若者のことを言ったらしい。

激しくもなく、円になって踊るので印象としては盆踊りが近いかもしれない。

終わる頃には少し日が傾き始めていた。

快晴だったのもあってか、そこから一気に冷える。

最後の倉敷天領太鼓を待つうちに辺りはしっかり暗くなっていた。

どうやら、神賑わいのメインイベントは最後の天領太鼓らしくだいぶ人が集まってきた。

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開始が予定より30分近く押して、寒いのもあってみんなソワソワした様子。

快晴のもとで行き場をなくしたそのソワソワした空気が、太鼓に吸い込まれて爆ぜたように始まった。

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こんなに近くで太鼓の演奏を観たことがなかったので音だけでなく、全身を使った演奏に圧倒されてしまった。

単純に音の大きさだけで比較するとライブで聞くような電子楽器のほうが大きいが、生音の等倍で伝わってくる振動は迫力があると思った。

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終わった後に何をするでもなく境内に留まる人達は、ソワソワして漂ってしまっていたものを取り戻して喜び合うように見えた。

 

おしまい

 

祐太朗