5月13日 日曜日

6:30 目覚め。
昨夜早めに床についたので、さほど眠くはない。
が、なんとなく活動する気になれず余計に30分ほどうたた寝をしてから起床。
ヨーグルトを食べ、残っていた牛乳を飲みきり、
ふと夢に出てきたカワセミの羽が美しかったことを思い出した。
 
10時過ぎ、某省到着。
スーツで行こうかと思ったが、「*服装は自由です。自分らしさを表現できる格好で」とのお達しがあったので急遽変更。
お気に入りの水色のワンピースを着たおかげで足取りが軽い。
わたしは青色のスカートをよく買う。
いや、スカートに限らない。
アイヌのおばあちゃんから買った流氷の影を移したようなマグカップ、衝動買いして耳かき立てになっている一輪挿し、最近手に入れた安物のピアス。
わたしの持ち物、「半分青い」どころか「全部青い」とならないか心配だ。
 
小林康夫先生の著書で「青の美術史」で「青だけが、夢見るような彷徨を可能にする」と語られていたのを思い出す。夢見がちな私にはお似合いな色なのだろう。
 
面接会場は、緊張が漂いつつも和やかなムードに包まれていた。
準備する時間があまりとれなかったのでやや不安はあったが、個人/グループともにつつがなく進んだように思う。
 
交流会はパスし、20分ほど南へ歩き喫茶店Yへ。半年ぶりくらいだろうか。
半地下の薄暗い照明、カウンターとテーブルの配置、マスターの後ろに並ぶ色とりどりのマグカップ、嫉妬してしまうほど素敵なお店だ。
 
ハヤシライスセットを頼む。
マスターは左横の常連さんらしきおじさんと互いの愛犬と昔の話で盛り上がっている。
 
サラリとしたソースに、形をとどめつつ甘さを存分に引き出した玉ねぎと、ところどころ浮かぶ細切れの牛肉。カレー党員なのでハヤシはめったに食べないが、うーん、美味しい。
ちびちびと食べながら、神谷美恵子日記を読み返した。
完食後、コーヒーを入れてもらう。
コレクションかと思うようなマグカップ達だが、オーダーが入るごとにきちんとその本分を果たしているようだ。
 
マスターは、喫茶店をはじめたあとは奥さんにまかせて、5つくらい会社を運営してたらしい。
いろんな知識と経験が有機的に出てくるのはそのせいか。
英語も流暢に話すからなぜかと聞いたら、そんなもん独学だ、外国の人がそこらじゅういるのに英語を喋れなくてどうする、と言われた。
 ー日常会話なんて出来ても出来なくても、どうだっていいんだ。
マスターは続ける。
 ーもっと深い考えとか知識を共有できなきゃ。頑張んなさいよ。
 
そんなこんなでマスターと話し込んでいたら奥のお兄さんも話に入ってきた。
関西から来たらしい。
結果ふたりで色々話し込み、ハヤシライスとコーヒーを御馳走になって解散。
 
さて、これからもうひと仕事しよう。

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